2011年01月23日

自分の考えにこだわらない


今回のテーマは、「自分の考えにこだわらない」です。

先日、所属する勉強会「コミスタ神戸」のキックオフに参加してきました。

その中で、私は合格の秘訣として「自分の考えにこだわるのではなく、出題者の考えにこだわろう」ということを申し上げました。

簡単に言えば、自分の考えが出題者の考えと一致していれば、合格できるということです。
試験では、出題者の要求を外さないことが重要なんです。

実際のコンサルの現場では、答えは無限にあります。何を提案しても基本的にOKです。

しかし、試験となれば、出題者が用意した正解を書くことが求められます。答案で一生懸命自分の考えを主張しても、それが出題者が求める答えと大きくズレていたら、点は期待できないでしょう。

大事なのは、自分がどう考えるかではなく、「出題者がどう考えるか」ということです。

論理的な答案を書いたから合格できるのではありません。論理的というのは、あくまでも一つの要素にすぎません。

論理的な思考や、解答の切り口•一貫性などにこだわるあまり、出題者の意図とずれたら、元も子もないのです。

考え方を変えると、与件文の読み方も変わります。

自分の考えにこだわっていると、与件文を読んでも自分に都合の良いキーワードしか頭に入りませんが、「出題者の考え」にこだわっていると、すみずみまでヒントを探すようになります。

2次試験は、紙上のコンサルティング。
与件文は、診断企業の社長が語った言葉。
与件文には、一字たりとも無駄はありません。

相手の話を聞かず、自分の考えを押し付けるのは、コンサルティングではありません。

ぜひ、出題者の考えを察する感性を磨いてくださいね。



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posted by 炎の中小企業診断士ハンマー at 07:42| Comment(0) |  ┣「考える」こと全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月16日

2次合格に必要な思考方法とは?

最近、問題解決のための思考方法についての本をよく読みます。

その中で、「なるほど」と共感した本をご紹介します。
地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」



本書によると、考える力の基礎となるのが「地頭力」であり、具体的には、(1)仮説思考力、(2)フレームワーク思考力、(3)抽象化思考力の3つから構成されるとのこと。


(1)仮説思考力

「結論から」考える力。与えられた少ない情報から最も可能性の高い結論を仮説として想定し、仮説検証を繰り返し最終結論を導く思考方法。ただし、結論が早期に出る分、深堀が甘くなるリスクあり。完璧主義を捨て、決められた制限時間内にとにかく答えを出すことが重要とのこと。


(2)フレームワーク思考力

「全体から」考える力。全体像を俯瞰し、最適な切り口で切断し、さらに分解する思考方法。ただし、切り口の選択等、先に枠を固定化することにより、思考が固定化するリスクあり。思考のクセをなくすため、全体を俯瞰してから分解することが重要とのこと。


(3)抽象化思考力

「単純に」考える力。単純化して本質を見極め、類推で共通点を探す思考方法。抽象化は、考える行為の中で最も基本で重要な能力の1つとのこと。ただし、過度に一般化すると、思考が停止したり、説明する内容が相手に理解されないリスクあり。「たとえ話」や「なぞかけ」で抽象化思考力が強化できるとのこと。


以上、超カンタンにまとめてみました。個人的に、大いに共感できる内容です。(良書なので、ご一読をオススメします)

ちなみに、私の過去の記事を振り返ってみると、使う言葉は違いますが、同じようなことを書いています。(おそらく、他の合格者も同じようなことをおっしゃると思います)

例えば、
(1)の仮説思考力については、ある程度答えを予想しながら(すなわち仮説をたてて)与件文を読む方法について書きました。また、本番同様のタイムマネジメントやPDCAサイクルをまわしてミスの再発防止に努める重要性を書きました。データを収集してSWOT分析してから方向性を決めるのではありません。自分でたてた仮説を検証しながら進めて行くという点が共通しているポイントです。

与件をしっかりキャッチするには?
与件文と設問のキャッチ(その2)
本番を想定した訓練


(2)のフレームワーク思考力については、分解することの重要性を書きました。反面、全体的なフレームワーク、一貫性、切り口については、実際のコンサルでは重要ですが、時間がかかりすぎるため、試験対策としては否定的なスタンスです。

分解して考える
分解して考える(その2)
分解して考える(その3)
悩み別直前アドバイス〜時間配分編〜


(3)の単純化については、「シンプルメソッド」と名付けただけあって、私が最も重視している考え方です。

シンプルメソッド〜思考法&勉強法〜
シンプルメソッド〜悟りを開く〜


コンサルティングとは、企業の問題を解決することです。
問題を効率よく解決するためには、様々な思考方法をバランス良く組み合わせてアプローチするのが有効だと思います。

もし、あなたが「フレームワーク」や「切り口」を重視する思考方法に陥っているなら、(2)のフレームワーク思考力しか使用していないことになります。

ご自身の思考方法のクセを把握した上で、「思考方法に穴はないか?」「どのような思考方法を身につければ合格に近づけるか?」を考えてみてはいかがでしょうか。

頑張ってください!




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posted by 炎の中小企業診断士ハンマー at 23:17| Comment(0) |  ┣「考える」こと全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月30日

分解して考える(その3)


今回のテーマは、
なぜ分解して考える必要があるのか?です。

試験問題を解くにあたって、なぜ分解して考える必要があるのでしょうか?

答えはカンタンです。課題を大きくとらえるだけなら、素人でもできますが、課題を細かく分解するのは、その道のプロでないとできないからです。

例をあげましょう。

社長「この機械、最近調子悪くて困ってるんだよ。」

素人「調子悪いんなら、修理するか買い換えたら、いいんじゃないですか。」
プロ「どれどれ見せてください・・・。◯◯の部品に問題がありそうです。部品の交換で対応できると思います。」

どちらも、アドバイスをしていますし、社長の言うことを素直にキャッチしています。

違いは、なんでしょうか?

素人は、機械が悪いのは理解していますが、不調の原因がわかりませんでした。

プロは、機械の状態を確かめて、不調の原因を部品レベルで突き止めました。

診断士試験でも同じことが言えます。課題を大きくとらえるだけなら、ほとんどの受験生ができます。

しかし、課題を分解してキャッチして、具体的な改善策を出すことは誰もができることではありません。

おおざっぱに書いてあるか、細かく書いてあるかで、アドバイスの質やインパクトに大きな差が生まれるのです。

ただし、注意していただきたいのは、細かく分解すればするほど、内容にオリジナリティが増し、題意を外すリスクも高まるということです。

思いついたことや、細かすぎることをそのまま書いても得点はあがりません。

どこまで踏み込んで書くか、というのは、かなり重要なポイントです。


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posted by 炎の中小企業診断士ハンマー at 18:12| Comment(0) |  ┣「考える」こと全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月05日

解答候補の探し方(その2)

前回の続きです。

実はこの問題には、あえて不明確な点を残しておきました。

Q.A男君がライバルと競走することになった。目的地点まで相手より短時間で到着したい。

→今すぐに走るのか、数ヶ月後に走るのか、時間軸がわかりません。
→走る距離が、短いか長いかわかりません。
→相手と同時に走るのか、相手と同じルートを走るのか、わかりません。
→A男君の実力や持っているウエアやシューズについての情報がありません。

解答の候補を絞り込む時に考慮しないといけないのが、このような「隠れた前提条件」です。

もし、出題者が、「短距離を今すぐ走る」ことを想定していた場合、「ルートの下見」、「トレーニング」、「サポート体制の確立」といったアドバイスは無意味になります。
特に、ルートについては、制約条件として書かれていますので、「ルートは既定のものとして考え、ルート以外のアドバイスをしなさい。」と解釈することもできます。一般的に、制約条件が答えになるというのは考えにくいです。
また、ルートの下見が許されていることが問題を読んでもわからない以上、題意を外すリスクがあります。

「ウエアやシューズ」のアドバイスにしても、買いに行く時間があり、A男君がまだ持っていないというのが前提になります。(服装のアドバイスというのは、ややインパクトに欠ける気もします)

「ライバルの妨害」は、話になりません。コンプライアンスや公序良俗に反する内容は、絶対に答えになりません。

その点、走るという行為は確定していますので、「ランニングフォーム」のアドバイスは問題ありません。最も無難な答えです。前提条件がどちらに転んでも対応できるからです。

解答をまとめる際は、決して思いつきだけで書かず、妥当性の高い順番で絞り込むよう意識するだけで、題意を外しにくくなりますよ。

一度試してみてください。




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posted by 炎の中小企業診断士ハンマー at 18:28| Comment(0) |  ┣「考える」こと全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月04日

解答候補の探し方

制約条件をクリアしたら、
次は解答の候補探しです。

前から使用している問題に沿ってご説明しますと、解答の大きな方向性は、「ライバルより速く走って短時間で目的地点に到着すること。そのための課題と改善策をアドバイスすること。」です。

ここまでは、OKですよね?

それでは、制約条件をクリアする解答の候補をできるだけたくさん考えてみましょう。

・走行ルートの効率化
事前にルートの下見をするなどして、短時間で走るためのルート攻略法を考える。

・ランニングフォームの改善
歩幅を広げる、足の回転をあげる、腕の振りを大きくする、呼吸方法の工夫など。

・ウェアやシューズの改善
高性能で走りやすいウェアやシューズを着用する。

・身体面の強化
筋力トレーニングや走り込みなどを行う。

・精神面の強化
イメージトレーニングや瞑想などを行う。

・サポート体制の確立
風よけになってくれる伴走者や、ペースメーカーを採用したり、中継ポイントにドリンクを設置する。

・ライバルを妨害
ライバルにケガをさせたり、走行の邪魔をして、競り勝つ。

他にもあるかもしれませんが、
たくさん候補が見つかりました。

しかし、課題は三点ですので、思いついた候補すべてを書くわけにいきません。


次回は、これらの候補の中から、解答を絞り込む方法についてお話しします。




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posted by 炎の中小企業診断士ハンマー at 22:34| Comment(0) |  ┣「考える」こと全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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