2010年08月14日

事例2の落とし穴

一次試験が終わり、二次試験に向けて準備をされていることと思います。

本日、久しぶりに受験生の方の答案を添削する機会がありましたので、そこで得た気づきを書きます。

今回のテーマは、事例2の落とし穴です。

何枚か事例2の答案を添削していて、気づいたこと。
それは、点差のつくポイントが決まっているということです。

ほとんどの方は30〜50点未満でしたが、2割弱の方は、合格点の60点を超えていました。この割合は、本試験とほぼ同じ。

合格点をとれる人と、とれない人は何が違うのか、答案を分析しました。

そこで気づいたポイントをご紹介します。

(1)「誰が、誰に、何を」を丁寧に書く

事例2と言えば、「誰に、何を」が重要なのは言うまでもありません。

「何を」を書けない人は、さすがにほとんどいませんが、
「誰に」を書けていない人は結構多かったです。
「誰に」を書けている人も注意しないといけないのが、書き方。例えば、「○○に興味のある高齢者」なら正解だが、単なる「高齢者」なら不正解みたいな問題もありますので、「誰に」を書くときは修飾語も意識してください。

さらに「誰が」については、驚くことに、ほとんどの人の答案から抜け落ちていました。

わかっていて書き忘れたのなら、本当にもったいない。
あっという間に、設問あたり10点以上の差がついてしまいます。


(2)お客さまのニーズを1つ残らずキャッチする。

この「1つ残らず」というのがポイントです。
誰でも1つ、2つは見つけるんです。でも最後の1つが見つけられなかったために、対応付け作業がボロボロになっている人が結構いました。

事例2は、ターゲット(誰に)とニーズが重要。ニーズは品揃え戦略にも影響します。

ニーズに関する記述を読み飛ばしているうちは、合格点は望めません。


(3)事例企業の課題を1つ残らずキャッチする。

この当たり前にできそうなこと、半数の人ができていませんでした。
与件文に「○○が課題である。」と書いてあるのに、読み飛ばしている。
課題は2つあるのに、1つ見つけたらそこで終わり。答案には1つの課題しか書いていないから、マス目いっぱいに書いても、半分の点数を失ってしまう。

課題がきちんとキャッチできないから、答案の方向性がボロボロになってしまいます。課題さえ見つければ、半分終わったも同然なのに。


(4)差別化を書く時は、競合先も書く。

「○○の強みを生かして差別化する。」と答案に書く場合は、
競合先まで書く必要がないか確認してください。

設問に「大手との差別化」などと書いてある場合は、書く必要はありませんが、設問に競合先の指定がなく、与件文に競合先が複数でてくるような場合は、「誰に対して」差別化するのか書かないと得点が期待できません。


以上、いずれも合格点を超えている人は、きちんとできているポイントです。

いわば、事例2の基礎。そして、事例2の落とし穴

事例2が苦手な方は、落とし穴にはまらないよう、注意してください。




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posted by 炎の中小企業診断士ハンマー at 23:45| Comment(2) |  ┣事例別アドバイス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コミスタの斎藤です。

採点者から見た点差のつくポイントは大変参考になりました。
特に、事例2が不得意の私には、目からウロコが落ちるような感じを受けました。

これからも採点者から見た合格答案のポイントのアドバイスをお願いします。
Posted by ゆうご at 2010年08月16日 18:57
ゆうごさん、こんばんは。

コメントありがとうございます。
お役に立てて、うれしいです。

コメントをいただけると、とても励みになります。
今後ともよろしくお願いします。

Posted by ハンマー at 2010年08月16日 20:13
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