2010年12月16日

2次合格に必要な思考方法とは?

最近、問題解決のための思考方法についての本をよく読みます。

その中で、「なるほど」と共感した本をご紹介します。
地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」



本書によると、考える力の基礎となるのが「地頭力」であり、具体的には、(1)仮説思考力、(2)フレームワーク思考力、(3)抽象化思考力の3つから構成されるとのこと。


(1)仮説思考力

「結論から」考える力。与えられた少ない情報から最も可能性の高い結論を仮説として想定し、仮説検証を繰り返し最終結論を導く思考方法。ただし、結論が早期に出る分、深堀が甘くなるリスクあり。完璧主義を捨て、決められた制限時間内にとにかく答えを出すことが重要とのこと。


(2)フレームワーク思考力

「全体から」考える力。全体像を俯瞰し、最適な切り口で切断し、さらに分解する思考方法。ただし、切り口の選択等、先に枠を固定化することにより、思考が固定化するリスクあり。思考のクセをなくすため、全体を俯瞰してから分解することが重要とのこと。


(3)抽象化思考力

「単純に」考える力。単純化して本質を見極め、類推で共通点を探す思考方法。抽象化は、考える行為の中で最も基本で重要な能力の1つとのこと。ただし、過度に一般化すると、思考が停止したり、説明する内容が相手に理解されないリスクあり。「たとえ話」や「なぞかけ」で抽象化思考力が強化できるとのこと。


以上、超カンタンにまとめてみました。個人的に、大いに共感できる内容です。(良書なので、ご一読をオススメします)

ちなみに、私の過去の記事を振り返ってみると、使う言葉は違いますが、同じようなことを書いています。(おそらく、他の合格者も同じようなことをおっしゃると思います)

例えば、
(1)の仮説思考力については、ある程度答えを予想しながら(すなわち仮説をたてて)与件文を読む方法について書きました。また、本番同様のタイムマネジメントやPDCAサイクルをまわしてミスの再発防止に努める重要性を書きました。データを収集してSWOT分析してから方向性を決めるのではありません。自分でたてた仮説を検証しながら進めて行くという点が共通しているポイントです。

与件をしっかりキャッチするには?
与件文と設問のキャッチ(その2)
本番を想定した訓練


(2)のフレームワーク思考力については、分解することの重要性を書きました。反面、全体的なフレームワーク、一貫性、切り口については、実際のコンサルでは重要ですが、時間がかかりすぎるため、試験対策としては否定的なスタンスです。

分解して考える
分解して考える(その2)
分解して考える(その3)
悩み別直前アドバイス〜時間配分編〜


(3)の単純化については、「シンプルメソッド」と名付けただけあって、私が最も重視している考え方です。

シンプルメソッド〜思考法&勉強法〜
シンプルメソッド〜悟りを開く〜


コンサルティングとは、企業の問題を解決することです。
問題を効率よく解決するためには、様々な思考方法をバランス良く組み合わせてアプローチするのが有効だと思います。

もし、あなたが「フレームワーク」や「切り口」を重視する思考方法に陥っているなら、(2)のフレームワーク思考力しか使用していないことになります。

ご自身の思考方法のクセを把握した上で、「思考方法に穴はないか?」「どのような思考方法を身につければ合格に近づけるか?」を考えてみてはいかがでしょうか。

頑張ってください!




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posted by 炎の中小企業診断士ハンマー at 23:17| Comment(0) |  ┣「考える」こと全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月15日

来年のために今すべきこと

先週の金曜日は、2次筆記試験の合格発表でした。

合格率は例年どおり約20%。
私の知り合いも、合否がわかれました。

合格の知らせは、本当にうれしかったのですが、不合格の知らせは、その方の今までの努力を知っているだけにつらかったです。なんと声をかけていいのか、かなり迷いました。相手の気持ちを考えると、かける言葉が見当たりませんでした。

合格発表から1週間近くたち、少しは気持ちが整理されてきましたので、今回は、不合格の方に対するメッセージとして「来年の合格に向けて今すべきこと」というテーマで書きたいと思います。


来年の合格に向け、勉強をスタートする前に考えていただきたいことがあります。


それは、「自分に何が足りなかったのか?」ということです。


プロセスが正しければ、正しい結果が導かれるというのは、よく言われることですが、不合格という結果が出たのは、解法や勉強方法などプロセスのどこかに問題があったからだと思います。


目をそむけたくなりますが、自分の足りない点に気づくことは、本当に大事なことです。
問題解決の第一歩は、問題点を見つけることからはじまります。問題点さえ見つかれば、解決できるのです。
2次試験は、ビジネスと同様「気づき」が重要です。


とはいえ、何年も受験されている方にとって、自分の足りない点に気づくのは、難しいことかもしれません。

そこで、どうすれば気づきが得られるか、私が考える方法を書きます。


(1)合格者の話を聞く

直近の合格者に体験談を語ってもらったり、たくさんの合格者と話をされるのをオススメします。いろいろ質問したりしているうちに、合格者に共通するポイントが見つかるはずです。知り合いがいない場合は、体験談をたくさん読むと良いと思います。

ただし、今の時期、合格者から吸収すべきは、勉強法やテクニックなどではなく、幹となる考え方です。宗派を変えるくらいのつもりで、一旦思考のリセットをするといいと思います。


(2)合格者に弱点を指摘してもらう

合格者の知り合いがいる方に限られますが(1)よりも具体的な方法です。自分の答案を見せて、弱点をズバリ指摘してもらうといいでしょう。傷口に塩を塗るような行為ですが、ミスの再発防止の徹底が合格への近道です。合格者の協力で、自分の弱点が明らかになれば、学習の具体的な目標ができます。自分の弱点がわかっていない受験生に大きく差をつけることができます。


(3)自分の性格や行動を振り返る

身近に合格者がいない方は、自分の性格や行動からアプローチする方法があります。
例えば、せっかちな性格で、人の話を最後まで我慢して聞くのがつらい方なら、与件文を丁寧に最後まで読めていないかもしれません。頑固な性格なら、自分の手順についてこだわりが強すぎるかもしれません。おっちょこちょいな性格なら、勘違いや計算ミスがおこりやすいかもしれません。

性格の振り返りの次は、行動の振り返りです。
自分が、人になんと言われることが多いか考えてみましょう。

例えば、
「話がわかりにくい」→要点をまとめたり、因果関係を整理するのが苦手かもしれません。

「話が長い」→ダラダラした文章を書いているかもしれません。

「理解が遅い」→与件文や設問文の読解力に問題があるかもしれません。

「そういうことを言ってるんじゃなくて」→相手の言いたいことをキャッチするのが苦手かもしれません。

私は、普段の考え方や行動が、2次試験の答案にあらわれると思っています。
「与件文は社長の話した言葉」というのが私の持論です。2次試験は紙上のコンサルティングですので、コミュニケーションが重要です。人の話を聞けない人や、話の内容が理解できない人、言いたいことが言葉で表現できない人は、とても不利なんです。

ぜひ、来年に向けたスタートをきる前に、ご自身の弱点を見つめ直してください。

応援しています!




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posted by 炎の中小企業診断士ハンマー at 23:47| Comment(0) |  ┣2次試験全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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