2010年02月05日

解答候補の探し方(その2)

前回の続きです。

実はこの問題には、あえて不明確な点を残しておきました。

Q.A男君がライバルと競走することになった。目的地点まで相手より短時間で到着したい。

→今すぐに走るのか、数ヶ月後に走るのか、時間軸がわかりません。
→走る距離が、短いか長いかわかりません。
→相手と同時に走るのか、相手と同じルートを走るのか、わかりません。
→A男君の実力や持っているウエアやシューズについての情報がありません。

解答の候補を絞り込む時に考慮しないといけないのが、このような「隠れた前提条件」です。

もし、出題者が、「短距離を今すぐ走る」ことを想定していた場合、「ルートの下見」、「トレーニング」、「サポート体制の確立」といったアドバイスは無意味になります。
特に、ルートについては、制約条件として書かれていますので、「ルートは既定のものとして考え、ルート以外のアドバイスをしなさい。」と解釈することもできます。一般的に、制約条件が答えになるというのは考えにくいです。
また、ルートの下見が許されていることが問題を読んでもわからない以上、題意を外すリスクがあります。

「ウエアやシューズ」のアドバイスにしても、買いに行く時間があり、A男君がまだ持っていないというのが前提になります。(服装のアドバイスというのは、ややインパクトに欠ける気もします)

「ライバルの妨害」は、話になりません。コンプライアンスや公序良俗に反する内容は、絶対に答えになりません。

その点、走るという行為は確定していますので、「ランニングフォーム」のアドバイスは問題ありません。最も無難な答えです。前提条件がどちらに転んでも対応できるからです。

解答をまとめる際は、決して思いつきだけで書かず、妥当性の高い順番で絞り込むよう意識するだけで、題意を外しにくくなりますよ。

一度試してみてください。




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posted by 炎の中小企業診断士ハンマー at 18:28| Comment(0) |  ┣「考える」こと全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月04日

解答候補の探し方

制約条件をクリアしたら、
次は解答の候補探しです。

前から使用している問題に沿ってご説明しますと、解答の大きな方向性は、「ライバルより速く走って短時間で目的地点に到着すること。そのための課題と改善策をアドバイスすること。」です。

ここまでは、OKですよね?

それでは、制約条件をクリアする解答の候補をできるだけたくさん考えてみましょう。

・走行ルートの効率化
事前にルートの下見をするなどして、短時間で走るためのルート攻略法を考える。

・ランニングフォームの改善
歩幅を広げる、足の回転をあげる、腕の振りを大きくする、呼吸方法の工夫など。

・ウェアやシューズの改善
高性能で走りやすいウェアやシューズを着用する。

・身体面の強化
筋力トレーニングや走り込みなどを行う。

・精神面の強化
イメージトレーニングや瞑想などを行う。

・サポート体制の確立
風よけになってくれる伴走者や、ペースメーカーを採用したり、中継ポイントにドリンクを設置する。

・ライバルを妨害
ライバルにケガをさせたり、走行の邪魔をして、競り勝つ。

他にもあるかもしれませんが、
たくさん候補が見つかりました。

しかし、課題は三点ですので、思いついた候補すべてを書くわけにいきません。


次回は、これらの候補の中から、解答を絞り込む方法についてお話しします。




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posted by 炎の中小企業診断士ハンマー at 22:34| Comment(0) |  ┣「考える」こと全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月02日

制約条件は必ず守る

今回のテーマは制約条件です。

私が作った問題における制約条件は、以下の三点でした。

(1)ただし移動手段は走ることのみ。
→車に乗るなど、走る以外の内容は書けない。

(2)なお、移動ルートは決められた道があるため、他の道は選択できない。
→最短ルートを探したり、ルートを短縮したりといった内容は書けない。

(3)課題として考えられることを三点あげ、課題ごとに改善策をアドバイスしなさい。
→課題は3つ必要。課題に対応した改善策も3つ必要。


「ただし」とか「なお」などの接続詞のあとは制約条件の可能性が高いです。

ところで、制約条件は何のために存在するのでしょうか?

それは制約条件がないと
どんな答えでも正解になってしまい、試験自体が成立しないからです。
制約条件を無視した答案に出会うと、採点者は堂々と0点をつけることができます。

制約条件のない問題は基本的にありませんし、試験問題における制約条件は絶対だと思ってください。

もし、あなたが制約条件を無視した答えを作る傾向にあるなら、初歩的な段階で失点しています。これからは制約条件のキャッチを強化するとともに、絶対に知識や思いつきで書かないよう意識してください。

以上、制約条件についてお話ししました。


次回は、もう一歩踏み込んで、解答の候補探しについてお話します。


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posted by 炎の中小企業診断士ハンマー at 23:20| Comment(0) |  ┣「考える」こと全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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